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彼は『売る営業マン』ではない。張り込みのヤマさん、別の名は聞き込みのヤマさん。彼は我が社きっての、営業刑事だ−−−。 営業刑事とは一体何なのか？　トラブルに巻き込まれた、入社三年目の“僕”。そしてヤマさんが教えてくれたことは、営業の仕事でもっとも重要なことだった…。 ビジネスをテーマとした短編小説のコンテスト「第1回 誠 ビジネスショートショート大賞」で、見事に大賞を受賞した『営業刑事は眠らない』を、iPhoneアプリ化しました。 小説の全文を読めるほか、感想などをアプリケーションからTwitter、Facebookなどに投稿できます。

著者:佐藤良香(さとうりょうか)が贈る21編のショートショート集 毎日が同じことの繰り返し、何も変わらない日々。 「何かいいことないかな」僕の口癖だった。 いいことって何? と人に聞かれても明確に答えることができない。 はっきりとは姿を見せない、良いか悪いかさえも判らない「いいこと」を求め、眉間にしわを寄せて、僕を見ると狂ったように吠える隣の犬に驚かされて出勤をするという平凡な日々が続いていた。 卒業シーズンを迎え、隣の犬が僕をチラッと見るだけで吠えなくなり、しばらくして、いなくなった。 例年は気にも留めなかった近所のサクラ並木が、樹木ごとに...

正方形が生き物に見えてくる環境アプリのようなゲームです。 指一本のタップで誰でも簡単に遊べます。 ・種子と生き物 宇宙から飛来する種子には、茶色で無毒のタネと、紫色で有毒のタネがあります。 茶色の種子は地上で湿ってオレンジ色になり、やがて緑色の生物になります。 緑色の生物同士は融合して成長し、ある大きさになると種子をばら撒きます。 一方、紫色の種子は紫色のまま融合してどこまでも大きく膨らんでいきます。 ・地上清掃機を兼ねた砲台 地上（青いエリア）をタップすると、砲台から茶色の砲弾が撃たれます。砲手の操作はこれだけです。 この清掃機の元は地...