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今、新たなるゴルフ達人伝説の幕が上がる！！ 10センチ間隔に置いたボール。後ろに置かれたボールに触れずに前のボールだけを打つという大信田（おおしだ）プロの出した難題に取り組む鳴海一丸（なるみ・いちまる）は、初めてゴルフの厚い壁にぶつかった。しかし、一丸の“職人の目”は、見事に大信田プロのスイングを捕らえた!　仙道桂（せんどう・かつら）をキャディに従え、5年連続全日本アマチャンピオン・御園聖志（みぞの・きよし）とのマッチプレーでの対決が始まる。果たして勝負の行方は――!?

釧路オープン初日。同じ組の山中（やまなか）プロは、鳴海一丸（なるみ・いちまる）に対して執拗なまでの妨害行為を仕掛けてきた。しかし一丸は真摯な気持ちで競技に挑むうちに、不思議と山中から“ゴルフというもの”を教わっているように感じ始める。後半を迎え、得意の目で盗む技で反撃を開始。一丸のただならぬ才能を知った山中は激しく動揺し、大きなミスをする。その瞬間、仕掛けに徹していた山中の魂に火がついた！　真剣勝負の2日目が始まる。

釧路オープン2日目。鳴海一丸（なるみ・いちまる）のただならぬ才能に十数年間ゴルフを離れていた山中一佐（やまなか・いっさ）のプロ根性に火がついた。全力を注ぎ勝負に臨む山中に、あの日の記憶が甦る。病床の妻を顧みずジャンボ尾関（おぜき）と互角に闘い敗れた山中は、妻まで亡くし、以来ゴルフを辞めたのだ。辛い過去を乗り越えた山中は、娘と新しいゴルフ人生を歩み始める。そして山中のプレーに触れ“ゴルフというもの”を学び確実に進歩した一丸も、東京へ戻る。

ミズオクラシック3日日。ジャンボ尾関（おぜき）と同じ組になった鳴海一丸（なるみ・いちまる）は、絶不調のスタートを喫する。ところが1ホール目から、ジャンボはあからさまにマッチプレーを仕掛けてきた！　今闘える相手ではないと思っていても、ジャンボの技に魅せられた一丸は、勝負にのめり込んでゆく。 3ホール目、ついに“目でショットを盗む”職人技で、ジャンボのショットを次々と写し取り始める。すると、ジャンボは一丸に驚きの提案を持ちかけてきて……!?

ライバル御園聖志（みぞの・きよし）からミズオクラシック出場の誘いを受け、マンデートーナメントに出場した鳴海一丸（なるみ・いちまる）は、名キャディ米田（よねだ）のアドバイスもあり辛くも通過。初のプロトーナメント参戦を決めた。練習ラウンドでジャンボ尾関（おぜき）と出会い、ジャンボは他のどのプロもまともに打てなかった自分の重いクラブで、スーパーショットを放った一丸に衝撃を受けた。失っていた熱い物を思い出したジャンボは、一丸を執拗にマークし始める。

石塚一平（いしづか・いっぺい）との対決でゴルフの奥深さ、また自分が無知であることの傲慢さを知った鳴海一丸（なるみ・いちまる）は、同時に肉体・精神の基礎となる“正中線軸”の衰えを痛感していた。その後、鍛錬棒を使い徹底的に鍛え直した一丸が向かったのは、やはりゴルフ場。本格的にゴルフをするために鍛え直したのだ。3ヵ月ぶりのラウンドは、強風に弄ばれ散々な結果に。見かねた大信田（おおしだ）プロは、北海道の山中（やまなか）プロを訪ね、一面の雪野原の中“風と遊ぶ”ことを命じる。その真意は!?

ゴルフの奥深さを知った鳴海一丸（なるみ・いちまる）は、本格的にゴルフをするために鍛え直し、新たな一歩を踏み出した。北海道の山中一佐プロの元へ行き、雪の中4ヵ月の月日を要して強風に負けない低くてまっすぐな球、“プロ球”を習得。そして雪解けの季節を迎えたコースでその成果を実感した時、東京からやってきた日本アマチュアチャンピオン・御園聖志からミズオクラシック（マンデートーナメント）の誘いを受ける。いよいよプロトーナメント参戦!!

ド素人同士でありながら、ただならぬ才能を秘めた鳴海一丸（なるみ・いちまる）と石塚一平（いしづか・いっぺい）の対決。ゴルフプレーヤーの心と技、コース設計者のだましの技術にふれ、ゴルフの奥深さを改めて知った一丸は、初めて心からゴルフを受け入れ“礼”をする。マッチプレー勝負は残り3ホールで1ダウン。1分け2アップを強いられた一丸は絶体絶命のピンチ。しかし、プレッシャーに負け調子を崩したのは、意外にも一平の方だった!!　波乱の勝負を制するのは一体どちらだ———!?

釧路オープンで大きく成長した鳴海一丸（なるみ・いちまる）と、大信田（おおしだ）プロの特訓を受けた石塚一平（いしづか・いっぺい）とのマッチプレー対決。今まで一丸の師匠としてキャディについていた仙道桂（せんどう・かつら）は外され、ハウスキャディと共に一切の口出しを禁じられた。コースと芝を知り尽くした一平に対し、初めてのコースを回る一丸は孤立無援。しかし大信田は、一平を通じ一丸に容赦なく仕掛ける。中盤、互いの素人さに泣き一旦試合の流れが止まった。次に流れを掴むのは一体どちらだ——!?

釧路オープンで成長した鳴海一丸（なるみ・いちまる）と、大信田（おおしだ）プロの特訓を受けた石塚一平（いしづか・いっぺい）とのマッチプレー対決。コースを知り尽くした一平に対し、孤立無援を強いられる一丸だったが、互いの素人さが露呈し互角の勝負へ。次第に一平の「技」VS.一丸の「力」という構図が現れるが、力でどうしても負ける一平は追いつめられて預金通帳を掛けることを提案、さらなるプレッシャーを与える。残るは7ホール、一平の3アップ。後のない一丸、頼れるのは己の天性だけだ！