デジタル絵巻-枕草子第七段より-

平安時代の古典、清少納言の枕草子第七段「上に候ふ御猫は」を、絵巻物の表現を取り入れて視覚化しました。
登場人物はタッチすることにより、それぞれが動き出すようになっています。（動作後に更にタッチすることで、また異なった動きをするものもあります）

登場人物名や詞書の表示を切り替える機能、任意の場面に移動できる機能等により、紙媒体の絵巻の「鑑賞の難しさ」を克服し、日本独自の、絵巻物ならではの表現を手軽に楽しめるようにしています。

吹抜屋台や異時同図法などの絵巻表現と、平安時代の世界観を体験して頂き、古典に興味を持つきっかけとなれば幸いです。

※音は流れません。
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帝の可愛がっていた猫へ、
勘違いから襲いかかってしまった、犬の翁丸。
怒った帝は、翁丸を打ち懲らしめ、
宮中から追放してしまいます。

「かわいそうな、翁丸。まさかこんな目に遭うなんて、
　思いもしなかったでしょうに…」

女房の清少納言が翁丸の身を案じ、心を痛めていると、
「犬は死んだ」という情報が伝えられてきます。
しかし同じ日の夕方、そこには翁丸によく似た犬が現れたのでした…。


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