IWAGO'S

2月4日公開の映画「日本列島 いきものたちの物語」での撮影に参加した動物写真家、岩合光昭による初のデジタル限定写真集アプリです。
発売記念として、先着3,000名限定で販売予定価格￥1,200のところ￥500で販売中!

膨大作品群の中から今回のために、27種類の動物写真を厳選、3回に分けてお送りするデジタル版のみの高画質な限定写真集です。第1弾は人気の動物、ライオン、ゾウ、シマウマ、クジラ、アザラシ、ペンギン、パンダ、イヌ、ネコの全9種を収録、317枚の充実の内容です。今後も第2弾、第3弾と続々登場予定。岩合光昭がとらえた個性溢れる魅力的な動物たちの知られざる世界、そしてこの地球に住む動物たちの絆をご堪能ください。
この写真集アプリの見所は
・かわいいネコ
・愛らしいイヌ
・風格を感じさせるライオン
・やさしい瞳のゾウ
・あどけないしぐさのパンダ
・草原のおしゃれなシマウマ
・雄大なクジラ
・愛くるしいアザラシ
・おちゃめなペンギン
など楽しめる内容になっています。


■新開発の3次元キューブインターフェイス
動物の入ったキューブが3D空間に浮遊する斬新なインターフェイスをNECビッグローブ、岡本一宣デザイン事務所、CRI・ミドルウェアと共同開発。フリックで好きな動物を探し、ビューアー画面に移動します。

■縦横両軸ビューアーシステム
横軸に構成された写真の流れの中に現れる、矢印マークの付いた写真は、縦フリックで連続写真や秘蔵カットをお楽しみいただけます。

■スライドショー機能
5段階で秒数調整できるスライドショー機能搭載。デジタルフォトフレームのように利用可能です。

----------------------------------------------
岩合光昭へ
アラスカの海でボートが突然アブクに囲まれた。とっさにクジラのバブルネットフィーディングと気づいた。クジラがボートを避けた時、右手にはフイルム装填済みカメラがあり、怒濤のごとくせり上がったクジラに水しぶきを避けて照準を向ける、露出があってピントも合う。光は美しい。ドラマティックな仕上がりのポジフイルムが上がる。お会いした当時に聞いた話。これが天才といわれる人の一瞬の出来事。彼がそこに行ったのではなくドラマが彼を引き寄せているとしか考えられない。
また彼の執着は彼そのものを被写体に自在に豹変させていく。猿のときは猿に、ライオンのときはライオンに。木の葉虫もナナフシも多分何万年もかけてその背景に擬態したのだろうけれども、カメラ越しに射る視線の強さが彼を被写体に擬態させるのに時間はかからない。

1986年5月号ナショナルジオグラフィックマガジン、「特集セレンゲッティ」で初めて岩合光昭の名前を目にしてずいぶんと時間が経った。その新刊が届いたときの興奮は今でも憶えている。改めて当時の写真の構成をさせてもらった。注意深い観察の軌跡がそこにはあり、次のドラマを期待する予感がひそみ、静止した写真に興奮する。その現場でしか撮れないという報道の価値は当然のこととして、それ以上に美しい映像がそこに仕立て上げられている。喜びや切なさが直接伝わる艶やかなネーチャーフォトは動物も僕たち人間も同じ宇宙に居ることを確認させてくれる。

岡本一宣(アートディレクター)