武蔵野留魂記

松下村塾を主催し、幕末・維新の時代に多くの志士たちの思想的バックボーンとなり、自らの短い生涯とはうらはらにその志は永く語り継がれている幕末の巨人『吉田松陰』。
彼の生涯を追って、現代を旅した山口県出身の作者・永冨明郎氏。
松蔭が生まれた長門国萩松本村に始まり、江戸伝馬町に終わる三十年の生涯を
追って、ゆかりの地を巡りながら松蔭の足跡をたどっていきます。

2001年に初版として上梓された本書は、吉田松陰没後百五十年にあたる2008年、改訂版として加筆訂正を加え、再上梓されたものです。
七年の歳月を経て、氏は数々の書籍や読者のアドバイスを元により複眼的な視点から幕末および松蔭という人物を再構築していきます。

「私もこれまで「吉田松陰」に関する書物はかなり読んでいるが、本書によって
松蔭を再発見する新たな旅をさせていただいた心地よさを、今感じている」二
井関成（山口県知事）…初版序文より

第13回　日本自費出版文化賞・研究評論部門　入選作品
出版：東洋図書出版株式会社
制作・販売：大村印刷株式会社

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