Prepositions3

前置詞がどんどん使える！絵を見ながら、英語を聞きながら、
　前置詞を自分のことばにできる！

　おもな前置詞は約50個あり、前置詞は英語を学ぶときの大切なカギとなります。
　このアプリでは学習者の皆さんが、英語の前置詞の使い方やクライテリア(選択基準)を自分で洞察し、身につけていくクライテリア・アプローチを経験します。

　このPrepositions 3ではSpace(場)を0次元(点)としてとらえるように指示する前置詞のグループat, to, from, close to, away from, by, up to, down from　と、Space(場)を3Dとしてとらえるように指示する前置詞のグループbeside, behind, after, before, toward(s), for, against, like, beyond, above, below, underneath, beneathを取り上げています。



　このアプリはPrepositions 1から3までのシリーズになっています。
Prepositions 1ではSpace(場)を１次元(線)としてとらえるよう指示する前置詞のグループon, onto, off, over, under, alongを取り上げ、
Prepositions 2ではSpace(場)を2次元(面)としてとらえるよう指示する前置詞のグループin, into, out of, of through, throughout, across, around, about, between, among, with, within, withoutを取り上げています。

　さて「前置詞」は、日常生活で実際にどのように使われているのでしょうか。そして「英語を学ぶときのカギとなる」というのはどういうことでしょうか。

　たとえば私たちは英語で会話をするとき、以下のような日常的な場面において前置詞を使っています。
Q: What did you do this summer?
A: I went to the USA.
Q: Where did you go in the USA?
A: To New York.
Q: When did you go?
A: From July 23rd to July 30th.
Q: What time was your flight?
A: We left Narita at 6:00p.m. We arrived in New York at 7:00a.m.
Q: Who did you go with?
A: With some friends.
Q: Why did you go to New York?
A: To watch musicals.
Q: How were they?
A: Excellent!

　さらに上記の会話において前置詞使うと、以下のように文をつなげて表現することができます。
　I visited the USA to watch musicals from July 23rd to July 30th with my friends this summer. We left Narita at 6:00p.m. and arrived in New York at 7:00a.m. The musicals in New York were excellent!
　このように前置詞は簡単な動詞を使って文を作ったり、つなげたりできる魔法のようなことばなのです。

　私たちは言いたいことを表現するとき、知っていることばからそのとき表現したいことばをひとつ選んでいます。このときクライテリアが必要です。クライテリア(criteria)とは選択基準のこと。どのことばを選ぶか判断するための、決定するための基準のことをいいます。
　意識する・しないに関わらず、自分のことばで表現するためには誰もがいつもクライテリアを使っています。クライテリアを身につけることができれば、自分の言いたいことを自分のことばを使って伝えることができます。

　クライテリア・アプローチは幼児の言語習得のプロセスをヒントにしました。日常生活でよく見かける光景を何度も何度も見て、聞いて、それを自分のことばにする。間違いながらも何度も繰り返すことで、自分の中にことばを選ぶクライテリアを身につけていきます。

　このアプリでは日常生活で見かける光景をたくさんの絵にしました。そしてその絵の状況を表す英文を音声として聞くことができます。絵を見ながら英語を聞いているとその英語の意味がわかります。また英語を聞きながら絵を見ていると、英語で表現している場面が想像できます。
　絵と音声に何度も何度も繰り返し触れることによって、場面から共通のイメージを発見することができるようになっていくことでしょう。ページをめくり、たくさんの場面に次から次へと出会っていくと、その絵の状況がon なのか、inなのか、 atなのか、どれを使うのかを選択する基準＝クライテリアを自分で洞察できるようになってきます。そしてそれぞれの前置詞のクライテリアが身につき、前置詞がどんどん使えるようになると、英会話も英作文も今までよりも非常に楽になります。ぜひこのPrepositions 3 を使って英語の前置詞を自分のことばにしてください。