漢方薬Quick Choice全製剤版

A　当アプリについて
漢方薬処方を専門としない医療関係者の方々をはじめ、どなたでも、所定の問診項目にご記入いただくことにより、おおよその適性の高い薬剤選択がその場でできるように、薬剤選択の選択肢例を示すものです。参考としお役立ていただけるならばさいわいです。取り扱うエキス製剤は日本国内における医療用漢方製剤(保険診療で処方されるエキス製剤)となっています。紫雲膏、コウジン末、附子末（製剤に含まれる附子を除く）、ヨクイニンエキスなどは含まれていません。

B　利用方法
年齢、性別、身長、体重、体脂肪率、暑がりか寒がりかの項目記入をしていただき、あとは主要項目（主な症状、病名、診察所見などの主要項目をここでは「主」と表記）と主要項目以外の該当する項目（「当てはまる」と表記）のチェックをし、解析し、全般的な適性が高いと考えられる10製剤（場合により11製剤以上）を表示するものです。該当する項目は、なるべく多く記入するようにしてください。
表示された候補10製剤以上それぞれについて、各社製剤商品番号（医薬品識別コード）が表示され、漢方製剤各社の添付文書などに記載されている「効能又は効果」をご参照いただけるようになっています。
選択された各薬剤の方意がかけ離れている場合は、各症状に対応する漢方製剤選択の見直しや合方などの必要性を検討していただき、生薬量などに注意して処方選択を検討してください。

C選択した漢方薬での治療効果が十分得られない場合について
西洋医学での治療薬（漢方薬以外の治療薬）単独、あるいは漢方薬との併用がより有用である場合
外科治療の必要な疾患、癌などの進行性病態が存在する場合
記入項目の不適切な選択
当アプリの精度の限界あるいは完成度の問題による場合
などが挙げられると思います。

D利用に際しての注意点など
添付文書情報には使用上の注意など、ほかにも参照すべき事項が含まれています。また、「効能又は効果」について掲載しましたが、必ず最新の添付文書情報全文等をご確認いただいた上で処方選択してください。
薬剤選択の参考指標として活用していただくことはあっても、これにより薬剤選択を完全に規定するものではなく、最終的には各自で薬剤選択をご判断ください。処方決定ならびに処方による有害事象の発生などに対し、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
一般の方におかれましては、必ず担当医あるいは薬剤師にご相談ください。
医師法、薬事法を遵守し、処方/薬剤使用を行ってください。各製剤および構成生薬の特性をご確認いただいた上で製剤を使用するようにしてください。
主要項目「主」は必ず1個以上選択してください。主要項目として選択できない問診項目もあります。主要項目が2項目以上に及んでもかまいませんが、項目の多少、どれを主要症状とするかによって選択順位が大きく変動し、ある主要項目と全く異なる主要項目に対する薬剤が上位に挙がることがしばしば出てきますので、必ず各自で薬剤選択につきご判断ください。
症状などの程度（「重度、中等度、軽度」など）に分かれている項目に該当する場合、主観的な程度、あるいは客観的診察所見の場合も診察し感じられた程度で必ずご記入いただき、またそのように程度に分かれている項目が主要項目である場合、なるべく中等度以上でご記入ください。
客観的診察所見に基づいた方がよい項目は問診項目が赤色表示になっています。
問診項目中の「/（スラッシュ）」は、当アプリでは「または」という意味で使っています。
「選択優先順位」が上位の製剤ほど適性が高いと考えられますが、どの場合でも適性の高さが「選択優先順位」通りとは限らず、「第1選択」の薬がベスト（最も適性が高い）とは限りません。
適性が高いと考えられる10製剤以上が表示されますが、選択される項目によっては、適していると考えられる製剤が10種類未満という場合もあり得ます。
チェックした項目が非常に少ない場合、多数の製剤が同等に候補に挙がりやすいため、より不正確な結果を導きやすくなります。
主要項目が複数になる場合、必要によって主要項目を絞り、主要項目以外の該当する項目も記入し判定していただくなどしてご利用ください。
当アプリでは、添付文書の「効能又は効果」をすぐに参照できるようにいたしましたので、必ず最新の添付文書情報全文等をご確認いただいた上で処方選択してください。また、各々の漢方薬に関する、国立情報学研究所が行っているサービスによる論文検索機能(CiNii Articles)を活用できるようにいたしました。
当アプリは予告なしに内容の変更をする場合があります。
ご利用端末にダウンロードした当アプリで提供する情報に基づいて被ったあらゆる損害および動作保障に関して、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。