ロケカメ - 撮影位置記録GPSカメラ 太陽方位コンパス付き

このアプリは、撮影時のGPS座標とカメラ方向角を記録して、写真をマップ上に一覧表示することができます。
また日の出/日の入りの時間、太陽の位置を示す太陽コンパスも搭載しています。
全ての機能は完全無料でお使いいただけます。

太陽コンパスは、地図画面上・カメラ起動時・写真プレビュー時に表示することができます。
カメラ起動時に表示した場合は、カメラの方向角と現在の太陽の位置を直感的に理解できます。
写真プレビュー時に表示した場合は、緯度経度・カメラ方向角が固定された状態で月日時間を変更することができ、例えば異なる季節に再度訪れた場合の影のでき方を調査できます。
注意点として、地図画面上で表示した場合は端末を水平にした状態の先頭方向が方角となるのに対して、カメラ起動時・写真プレビュー時は端末を地面に垂直にした状態のカメラの向いている方向を方角として太陽コンパスが描画されます。
例えば太陽をそのままカメラで覗き込んでしまうと、端末が地面に垂直な状態ではないため、誤差が大きく生じます。

開発の方向性としてはロケーションハンティングや踏査に最適化しており、1回の現地視察でなるべく多くの情報量を得られるように作っていきます。

また、GPS座標はアプリ使用時に位置情報を表示することのみに使用し、当方のサーバーに情報が送信されることは一切ありません。
バックグラウンドでは動作しないので、バッテリーの減少も少ないです。

各種計算について補足情報です。

・方位
全てのコンパスやカメラ方向角は、緯度経度から算出された偏角補正が行われており、真北方向を基準にしています。
iOSの純正コンパスと同様の方角を示しており、建物の中やパソコンなどの電化製品が近くにあると方位が狂うことがあります。

・偏角
偏角の算出にはThe World Magnetic Model 2020 (WMM2020) ファイルを使用しています。
このファイルには今後 5 年間の対応する予測年間変化、および関連する次数と順序が提供されており、2024年12月31日まで有効になっています。
WMM2025の発表があり次第アップデートします。

・太陽高度・日の出日の入り 各種計算
NOAA (National Oceanic and Atmospheric Administration)で定義されている計算式を使用しています。
NOAAが運営しているNOAA Solar CalculatorというWEBサービスがあり、緯度経度とタイムゾーンから各種値を算出できます。
当方のアプリで計算された値の信頼性が不安なときはぜひこちらのWEBサービスでも計算してみてください。
(もし違ったときは当方の移植ミスですのでぜひ教えてください!!)

・日の出日の入りの時間
日の出日の入りの時間と太陽高度がゼロになるタイミングが1分程度ずれます。
これは太陽の視直径が0.53°あり、日の出日の入りの時間は太陽の上端が水平線に達する瞬間として定義されるためです。
例えば日の出時間の太陽高度が-0.46°だったとき、視直径の0.53°を足すと、0.07°になり、正しく計算表示されていることになります。

・影の長さ
上部に表示されている影の長さの下の数値は、1mの棒が立っていると仮定した時の影の長さを表しています。
太陽高度が0に近いと無限の長さに近くなりますが、太陽方向に障害物がない前提です。
長い影を作る時に撮影したい場合は、その時間の太陽方向に太陽高度を越える地物がないか確認してください。


※写真の保存についてのご注意
写真はOSの写真ライブラリに保存され、写真ファイル名でアプリと連携します。
アプリで撮影した写真を削除したり、別のアプリで編集してファイル名を変更すると、その写真はアプリに表示されなくなります。
あらかじめご了承ください。

更新履歴
地図をMapBoxに変更しました。
ベクタータイルで表示が高速になりました。
地図のスタイルは4種類あり、上に表示されている方がより軽量なスタイルになります。
データ通信量を抑えたい方は一番上のSTREETをお勧めします。
3Dビューは少し奥側に傾けているだけですが、地形のイメージがしやすくなるかと思います。
ぜひ色々試してみてください。