小林多喜二 作品集

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開発者TEPPEI ITO
順位
ジャンル別:
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総合:
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リリース日2012-12-18 09:51:09
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日本を代表するプロレタリア文学作家「小林多喜二」の名作集!

国家権力に抵抗する労働者・農民の姿を描き、
拷問により虐殺されるという壮絶な生涯を送った
小林多喜二の名作7作品を収録!

ワーキングプア(働く貧困層)の問題から多くの人々の共感を呼んだ多喜二の作品からはプロレタリア文学作家としての鋭い視点と共に、多喜二の愛の深さを垣間見ることができる。
多喜二が生きた時代…国家権力に反する思想を抱くこと、
ましてや書くことで批判することは生死をかけた戦いだった。
多喜二は悲痛な最後を迎えるまで、国家と戦い続けた。
そんな多喜二の思いは混沌とした現代にも通じるものがあるのかもしれない。

◆もくじ

・蟹工船

・党生活者

・不在地主

・工場細胞

・雪の夜

・防雪林 (旧字旧仮名)

・一九二八年三月十五日 (旧字旧仮名)

◆著者情報

小林多喜二
1903(明治36)年秋田県生れ、4歳で北海道小樽市に移住。
小樽高商時代から積極的に執筆活動を行い、
旧北海道拓殖銀行に就職後、酷使される労働者の実態を描いた「蟹工船」「不在地主」などを発表。
30年に上京、33年に特高警察の拷問によって死亡した。
本格的な執筆活動期間は5年に満たないが、
プロレタリア文学史上に残る数々の傑作を生んだ。

◆収録作品紹介

『蟹工船』
1929年に発表された多喜二の代表作。プロレタリア文学の代表作とされ、国際的評価も高い。
この小説には特定の主人公がおらず、蟹工船にて酷使される貧しい労働者達が群像として描かれている。

『党生活者』
近代的軍需工場の計画的な争議を、地下生活者としての体験を通して描いた作品。

『不在地主』
道庁小役人の背後にうごめく都会の搾取を暴いた作品。
多喜二のふるさとの言と魂こもる北海道小説。

『工場細胞』
近代的工場での「合理化」攻撃とのたたかいと、
若い労働者を結集していく共産党の新しい活動を描いた作品。

『雪の夜』
小林多喜二の悶々たる青春を描いてある作品。創作ノートに残っていたものが作品化された。

『防雪林』
秋味(鮭)の密漁で石狩川の冬を凌ぎ、渾身の力で地主に抗う農民の若者を描いた未定稿。

『一九二八年三月十五日』国家権力が自らオカシた国家犯罪を冷静に、スケール大きく告発し、世界が思想評価をこえて近代日本文学の成果として注目した多喜二のプロレタリア文学デビュー作。

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更新日時:2024年12月23日 03時10分
 
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