歴史をつくった航空人列伝・日本編２

空に憧れ、空を飛ぶことに命を賭した人々の生き様描くシリーズ。

日本編・其の2では、技術者の立場に視点を当てて、日本の航空の歴史を形作った航空物語4編をお送りします。

・紆余曲折を乗り越えて日本の空の初飛行 徳川好敏物語
日本人として初めて飛行機操縦を学び、空を飛んだ男は、日本の航空の歴史を刻んだ。
明治43年、日本の航空の将来を決定すべき退任を背負って、フランスに旅立った徳川と日野の物語。

・鶴野飛行技師将校と九州飛行機エンテの迎撃機「震電」 鶴野正敬物語
終戦間近、B29に対抗するだけのスペックをもつ先尾翼機「震雷」の開発に血道を上げる鶴野技師の熱い物語。
「怨空の震電・後編」も併せてどうぞ。

・長距離飛行世界記録に挑戦した「航研機」と「A‐26」日本が生んだ世界の航空人 木村秀正物語
木更津、銚子、太田、平塚を回る周回コースを三昼夜かけ1万㎞以上飛び続ける記録を打ち立てた。
戦火による悲運を重ねながら、世界記録に挑戦する木村博士の一生を描く。

・熟巧の設計者と奇跡の飛行艇「二式大艇」 菊原静雄物語
昭和11年、保守的な日本航空業界の中で、いかなる困難にもチャレンジする設計者と技術者たち。
その高性能に世界が驚愕した飛行艇(海上で離発着する飛行機)を生み出した男の物語。