ゴーストツアー

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一人、また一人。その館で消えていく。

本作品はイギリスで実際に開催されている「ゴーストツアー」に参加した著者が、
その体験をもとにエンターテイメント小説として書き下ろしたものとなります。
スナップショットとして現地の様子も紹介しています。

■内容紹介

ある者は興味本位に。
ある者は新婚旅行の思い出に。
ある者は恩賞金を目当てに――。

大手旅行会社S社の緊急特別企画ではじまった「ゴーストツアー」。それは、本場イギリスでも初公開という「いわくつきの館」に滞在するという内容のものだった。
さらに、その館に隠されている財宝を見つけた者には、館の主より三万ポンドの恩賞金が与えられるという。

日本で初めて敢行された「ゴーストツアー」への応募数は2000を超えた。
その中からツアーに参加することが出来るのは、抽選で選ばれた8名のみ。

塚本圭介はその幸運のチケットを手に入れた一人だった。大学のサークル仲間である高木彩と共にツアー参加を決める。
企画を立案したツアー・コンダクター1名と、参加者8名。合計9名は外界から隔絶されたその館へと足を踏み入れた……。

館で次々と起こる不自然な死亡事件。
塚本圭介が感じた違和感とは?
そして、その隠された真相とは?

■著者 永野龍
(TVディレクター。イギリスの他に6ヶ国の海外取材を経験)