その三人の方程式

本書は四つの物語で構成され、それぞれ各章ごとに完結する小説となっております。
どの章から読まれても楽しめますが、第一章から順に読み進められることを推奨いたします。

完結したはずの各章の「その後の意外な結末」が最終章に解き明かされるからです。
これまでにないエンディングの「さらに向こう側の世界」を体験できる本をめざしました。


■内容紹介
ぞれぞれのストーリーの結末で「解かれた謎」と「残された謎」。
ある通り魔事件をきっかけに、それらが一つに繋がる時。

長い歳月を越えて、「新たな謎」が浮びあがる。
その謎を解く方程式の鍵は誰が持っているのか?
そして誰がなぜこんなことを?

運命の糸に導かれるように洗い出された過去と現在が宿命的に点から線へと繋がっていく。


■ストーリー紹介(一部)
犯罪者や容疑者の一部が変死体となり発見される事件が発生する。
そのニュースを見ている伏見彰は、「ある一点」を除けばごく普通の高校生だった。

ある日、伏見彰が漫画喫茶のパソコンで見つけたバナー広告。
その内容はある組織の会員を募る広告だった。

ふとした気持ちで応募をした伏見のものに一通のメールが届く。
その「組織」の隠された実態とは……。


■著者プロフィール
青山 夢明 (あおやま ゆめあき)
東京都出身。成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科卒業。
大学では広告効果と社会心理学を専攻。その後、通信業界へ就職。現在はWebディレクター、APとして放送業界で勤務。