ATT calc.

ATT Calc は高周波エンジニアに便利な4つの計算機能をもっています。

1) dBm から W へ　、 Wから dBmへの電力換算
2) ATT のdB値から必要な回路定数の計算 .
3) ATTの抵抗値から減衰量(dB)とインピーダンスの計算
4) 並列抵抗の計算
どの計算機能もピッカーホイールを回すだけで簡単に数値入力できるので、いつでも簡単に使えます。

操作説明
1) dBm/W
小数点以下1桁も含むホイールで電力値をdBmで設定すると W 単位で換算されます。
[+]と[-]のホイールで正負の値を設定できますが、計算後の表示上最低単位が µWなので、換算表示上は 0.01µW以上が可能です。
単位は値の大きさによって µW,mW,W,kWまで自動で変換されます。
単位を設定するホイールの µW/mW/W/kW を選ぶことによって、Wから dBmへの変換もできます。このモードでは最初のホイールが数字の百の桁を設定できるようになります。
本計算は 0dBm = 1mW を基本にしています。

2) dB-R
ATTの種類としてπ型とT型が選択でき、上の回路図に表示されます。
右のホイールで希望する減衰量を選びます。
R1,R2,R3 の値が中央に表示されます。
抵抗値は計算された値なので、必ずしもE24系列の値にはなりません。E24系列で実用的な値を選択するには次の R-dB機能で検討してください。
また 抵抗を並列にして計算値に合わせることも可能です。

3) R -dB
ATTの種類としてπ型とT型が選択でき、上の回路図に表示されます。
次の２つのホイールで構成する R1(R3)とR2の値を設定します。
抵抗値はE24系列の値から選択できます。
計算された減衰量をdBで、インピーダンスをΩで表示されます。
希望する減衰量と伝送インピーダンスにもっとも近い 組み合わせになるように抵抗値を選びます。

4) R1//R2
2つの抵抗を使ってE24系列にはない抵抗値を作るのに便利です。
２つの抵抗値を合わせますと、並列時の値が計算されます。

注：Info ボタンを押しますと、本ソフトのバージョン番号が表示され、サポートブログに移動することが出来ます。

更新履歴
1) バグフィックス
2) 結果の値表示ウィンドウの色を変えました。