Stats tester mini

## アプリの特色 ##

1. Stats Tester miniでは、わかりやすく簡単な操作で、数種の統計計算・仮説検定を行い、結果をグラフ表示することができます。
2. 一つのサンプル群（複数データ）を一つの窓に入力するので、データの追加や修正が非常に容易です。
3. 他の検定アプリと異なり、p値などの最終結論だけではなく、途中結果も示されます。
4. 入力データと検定結果は、共有（メールやメモ）により記録に残すことができます。紙にメモする必要はありません。
5. Numbers、Excel、メモなどのアプリから、copy / pasteによりデータを取り込むこともできます。
6. 電話配列と電卓配列の数値キーボードを内蔵しているので、数値入力が非常に簡単です。
7. このアプリはM1 Macにおいても使用可能であることを十分に検証してあります。M1 Macでは他のアプリとの連携が容易です。

なお、端末の言語を日本語に設定していても、各検定画面のタイトル以外は英語表示になります。Helpは日本語で補足説明されます。

##　使用法　##

個々の検定画面には、[Help]、[Example]、[Graph]、[Calc]、[Clear]、[Share]の各ボタンがあります。
「アプリの使い方」の画面には、その特徴や仕様などの詳細が書かれています。

###　検定法 　###

以下はStats tester mini における統計手法です。(アップグレード版のStats tester plusにはさらに18の手法が用意されています)

1.「平均、標準偏差、標準誤差、歪度など」
1) 算術平均、幾何平均、調和平均
2) 標準偏差、SD（2種類）
3) 標準誤差、SEM
4) 95%、99%信頼区間
5) 合計
6) 偏差平方和
7) 分散、不偏分散
8) 変動係数 (%CV)
9) 歪度(2種類）
10) 尖度(3種類）
11) グラフ

2.「中央値、範囲、四分位数、箱ヒゲ図」
1) 中央値
2) 範囲
3) 最大値
4) 最小値
5) 第1四分位数
6) 第3四分位数
7) 四分位偏差
8) 箱ヒゲ図グラフ

3.「一標本t-検定（基準値との比較）」
1) 標本群の平均値
2) 標準偏差、SD（2種類)
3) 標準誤差、SEM
4) 1標本t-検定 --> p値
5) 95%、99%信頼区間
6) グラフ

4.「二標本t-検定 (スチューデントとウェルチ)」
1) 平均値
2) 標準偏差、SD (2種類)
3) 標準誤差、SEM
4) Student t-検定 --> p値
5) 分散比が異なる場合のWelchの方法 --> p値
6) グラフ

5.「対応標本のt-検定」
1) 平均値
2) 標準偏差、SD（2種類)
3) 標準誤差、SEM
4) 対応標本のt-検定 --> p値
5) グラフ

6.「一元配置分散分析（ANOVA）」
1) 平均値
2) 標準誤差、SEM
3) 分散分析 --> p値
4) 分散分析表
5) グラフ

7.「直線回帰とピアソン相関係数の検定」
1) 相関係数
2) 回帰係数（直線回帰）
3) 決定係数
4) 相関係数の検定 --> p値
5) グラフ

8. 「シャピロ・ウィルク検定（正規性）とQ-Q プロット」
1) 歪度 (Krutosis) α4 (α4=3 --> 正規分布)
2) シャピロ-ウィルク検定（正規性） --> p値
3) Q-Qプロットグラフ

9. カイ二乗検定（2X2、独立性）

##　謝辞　##

このアプリのグラフ表示には、Apache 2.0ライセンスで配布されている DGCharts ライブラリを使用しました。
https://github.com/danielgindi/Charts
http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0.html

更新履歴
1. 初期画面とヘルプ・オプション画面の表示を機種毎に調整しました。
2. 入力ミスによるエラー情報のコメントを変更しました。
3. Clearボタンをタップ後のヒント表示の色を青に変更しました。
4. 直線回帰とピアソン相関係数の検定 : 非常に稀なサンプル(r=0の時)におけるフリーズを修正しました。
5. 用語集に「相関、相関係数、回帰係数、決定係数、ピアソン相関係数の検定」の説明を加えました。