パクチー タイ語キーボード

1. はじめに
　タイ文字も完全には覚えていないけど、タイ語入りのテキストを作って印刷したり、SNSでタイ語のメッセージ発信したい。そのような方々のためにパクチーを作りました。標準キーボードでは子音と母音が混在していますが、パクチーではそれらを分離し、辞書順を基本としてキーを配置しました。子音キーには発音記号や辞書順番号を付し、似た文字も区別できるようにしました。母音については、一つずつ文字を入力する通常スタイルと、複雑な母音セット（記号と文字の組合せ）を一度に入力できるスタイルをいつでも変更できます。この新システムを用いれば、声調記号を付ける位置を気にすることなく単語入力ができ楽です。是非、新しいタイプのタイ語キーボードを試してみて下さい。

2. 特徴
(1) 子音と母音が分けて配置され、画面が主画面、子音B画面、母音画面の３つに分けられているので文字を見つけやすいです。
(2) 主画面には、よく使われる26個の子音、シンプルな10個の母音、4個の声調記号とマイタイクーなどの記号が配置されているので、多くの単語を主画面だけで入力できます。
(3) 標準キーボードは横に最大12個のキー配置なのに対し、パクチーは10個なのでキーが押し易いです。（iPhone）
(4) 構成が複雑な27個の母音を、簡単に入力できる母音セット入力システムが組み込まれています。
(5) 子音キーには、頭子音の発音記号と辞書順の番号が付加されているので似た文字も間違えません。
(6) タップされたキーの読みと意味等がspaceキーに表示されるので、タイ文字を覚えるサポートになります。
(7) 入力モードは子音、母音、数字、タイ数字、英字、タイ語フレーズの６つあります。
(8) タイ語フレーズモードでは、あいさつや誕生日のお祝いなどを素早く入力できるので便利です。

3. 対応機種と対応OS
・iOS13.1以上が動作するiPhone
・iPadOS13.1以上が動作するiPad

4. 初期設定とオプション
【初期設定】
(1)ホーム画面にある設定アイコンから「一般」を選び、「キーボード」>「キーボード」に移動します。
(2)一番下にある「新しいキーボードを追加...」から「パクチー」を追加して下さい。

【オプション】
(1) タッピングサウンドスイッチ（タップ時の音を消せます）
(2) 文字情報スイッチ（キー上の発音記号を非表示にできます）
(3) ダークモード：iOSのダークモードに連動します。
(4) 片手用キーボード：起動画面に出る[L][C][R]キーで、キーボードの右寄せや左寄せが可能です。

5. 基本的使い方
(1)主画面で入力したい文字を探します。
(2)入れたい文字が見つからない場合はシフトキーを押し、子音B画面で探します。
(3)母音記号から始まる単語の場合、「子/母音」キーで母音画面に切り替えて母音を入力します。
(4)繰り返し記号等は子音B画面にあります。（iPhone）

6. 新開発の母音セット入力システムとは？
　例えば「เดี๋ยว : すぐ」を入力する際、頭子音「ด」と声調記号「+」を選べば、末子音を除く部分「เดี๋ย」をワンタップで入力できるものです。
【手順】
(1)主画面で「予約」キーを押します。このキーは「頭子音予約キー」です。このキーを押した状態で子音キーを押すと、子音文字は入力されず、母音画面に切り替わります。そしてパクチーは27種類の母音セットを生成します。
(2) 声調記号を付ける場合、母音画面の４つの「声調シフトキー」から選びます。声調記号が付くべき位置に付きます。
(3) 各母音キーの左上に表示されている発音記号をガイドに、入力したい母音キーを探しタップします。
(4) 主画面に戻るので、末子音が必要な場合は末子音を加えます。
・補足：子音B画面にある二重子音も予約可能です。

7. 作者について
・名前: 今井 隆行 (Takayuki IMAI), Japan
・サイト: htttp://superscript.sakura.ne.jp/

8. プライバシーポリシー
(1)キーボードから入力した内容をインターネットを介して転送することはありません。
(2)お名前やメールアドレスなどの個人情報を、他者に販売したり公開したりはしません。

更新履歴
What's New in Ver 7.0
(1) 子音を2つの画面に分けシフトキーで切り替えるようにしました（スクロール画面は廃止）
(2) iOSの条件をiOS13.1以上に変更しました。
(3) 27の複雑な母音を、簡単に入力できる母音セット入力システムを新開発しました。
(4) SNSでの反応速度改善のためタイフレーズモードを改良しました。